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2016/08/31

原水爆禁止 2016 年世界大会-広島に参加して

Tweet ThisSend to Facebook | by kawahara

原水爆禁止 2016 年世界大会-広島に参加して


 「核兵器のない平和で公正な世界のために」を目標に掲げる原水爆禁止世界大会が、今年も 8 月4 日から 6 日にかけて広島で開催されました。海外代表を含む約 5500 名が参加し、関中協から私が参加しました。
 世界大会中、原爆による被害の話、軍縮に向けた世界的動向が語られました。被爆者の方は家族
や友人・知人を一瞬で失った悲しみや恐怖を鮮明に語っておられました。その話から負った傷の深
さが痛いほど伝わりました。原爆が落とされてから 71 年が経った今年、オバマ米大統領が広島を
訪問し公演するという歴史的なことがありました。それでも、今なお消えることのない「原爆の悲劇」があることを改めて胸に刻みました。軍縮の世界的動向という話では、国連軍縮問題担当上級代表が壇上で「核兵器の廃絶は重要なテーマで、核を持つ国、持たない国という枠組みをはずし、包括的に取り組むべき課題である」と述べていました。世界には今も1万 5000 発超の核兵器が
あるとされています。これを廃し、核兵器のない世界の実現には、世界大会を含む平和への活動に
取り組んでいくことが重要なのだと思いました。
 世界大会の開会から閉会までの 3 日間で、被爆された方の話や軍縮の話を聞いただけでなく、平和記念公園内にある原爆による被害が刻まれた石碑をめぐりました。そこで起こったことを知るたびに、広島に原爆が落とされたという事実をけっして風化させてはいけない、次世代へ繋いでいくべきことだと感じました。将来にわたって原爆の悲劇が二度と繰り返されぬよう、「絶対悪」である核兵器の廃絶を訴える重要性を強く感じる貴重な機会となりました。
(重信 夏樹)


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